「Sincerely yours,」　　第五回


◆◆オープニングテーマ
ANNE DOURTE MICHELSEN 「JEG VIL HUSKE 追憶の日々」◆◆

こんばんは、岡崎律子です。皆さん、お元気でしたでしょうか。
えー、とうとう、あの、九州の旅行に行ってきました。
ええと、大分の別府温泉から、阿蘇熊本、えー、雲仙温泉へ行って
長崎からハウステンボス、
という、かなり恐ろしい長距離縦断旅行でしたけれども。
あの、一緒に行った二人がね、最後の日、ホテルを出発する前に
もうきちんとお化粧をして洋服を着て、廊下に出たら
スリッパを履いていた、っていう、
もう絵に描いたようなギャグを、ちゃんとやってくれましたので
楽しい、ね？いつも通りの旅行になりました。
えと、そんな話も交えて、
今週も私のおしゃべりと、日曜日の深夜にピッタリのナンバーを
お送りしていこうと思います。
どうぞ、最後までお付き合いくださいね。

それでは今日の１曲目です。
リザ・マリンで「メイ・シェ・リス・パランス」。



◆◆ リザ・マリン　「メイ・シェ・リス・パランス」◆◆




オープニングはリザ・マリンで、「メイ・シェ・リス・パランス」、
でした。

えーと、番組の始め・・・に、『九州縦断』と私は言ってしまいましたが、
フフッ、これは・・・今、地図を描いてみたらば、横断、の、間違いでしたね。
どうも、嘘つきでした（微笑）

えーと、元々乗り物がすごく好きなので、今回は、大好きな飛行機に乗れるのも
とっても、楽しみにしてました。
で、えと、飛行機に乗ると、すぐに、あの、スチュワーデスさんのアナウンスでね、
あの、出発の日は雨、だったんですが、
アナウンスで『福岡空港の天候は快晴、気温は何度』っていうのがあったり、
あの・・・方角がね、とても西の方なので、日が暮れるのが遅いんですね、
やっぱり、随分。
ね、そういうのがあると、乗ってるのは一時間半ぐらいのものですけど、
すごく遠くへ来たなぁ、っていう実感がやっぱりありました。
それから・・・そうですね、飛行機は、行きは快晴で、
もう”行きはよいよい、帰りはこわい”。
帰りは乱気流、っていうんですね、あの、かなり・・・揺れて、
スリルがありました。
それから・・・途中で、あの、フェリーにも初めて乗れて、
これは熊本から雲仙へ渡るところで乗ったんですが、
あの、海面からの高さがすごく高くって、こちらもスリルで、
すごく面白かったです。

行った先では“別府温泉”。ここ・・・は、よくあの、温泉で「お湯が柔らかい」
とかっていう話を聞きますけれど、よく分かりました、それが。
あの、中入っていると、肌触りが本当に優しくって、それから・・・
やっぱり九州、海ですからね、あの、食事で出た、鯛のお刺身なんかが
すごく美味しかったです。
えと・・・二日目は、あの、阿蘇なんかを通って、
途中その牧場の近くなどでね、美味しいソフトクリームなども食べて
よかったです。
それから、三日目に、えと、よく温泉の秘境などで、テレビで見ていた
”湯布院”というところにも行きました。
ここはすごく水がきれいな小川があって・・・田園でね、
静かなところで、温泉があるのでね、今回は素通りしたんですけど、
今度は是非泊まりたいなぁ、っていう話をしました。

で、一番最後の日に、行ったのが、一番楽しみにしていたハウステンボス。
ここは・・・広いです。とにかく、広い。
あの、ディズニーランドの何倍かあるそうで、
で・・・今でもまだ完成形ではないんだそうです。
９６年ぐらいだったかな、まだ何年かかけて、えと、総工費６千億円っていう、
ね、想像も出来ないような額、で、作っているそうです。
で、ね、初めて行くと本当にあまりに広くて、
どうしていいか分からないの、ね？
だから中に有名なホテルがある意味が、よーく分かりました。
で・・・えと、普通の遊園地のように、何か乗って遊ぶとか、
そういうのよりも、あの、街ごとオランダ？になっていて、
こう・・・歩いていて、見ているだけですごく楽しいんですね。
もう、隅から隅まで見たいっていう感じで。
それから、オランダの、大洪水の体感？
あの、中入って席座って、少しこう揺れたり、水をわっとかぶる感じがね、
実感出来たりするところだとか、
それから、エッシャーの騙し絵・・・という、あの有名な・・・
あれを映像にして、あの、３Ｄでね。眼鏡をかけてみる、”飛び出す絵本”
・・・じゃない、”飛び出す画面”？で、もう顔をよけちゃうような？
それもすごく面白かったです。
やっぱり・・・そうです、あそこはね、一日で何時間ではとても見きれないので、
今度は、ね、是非、もう二泊でも三泊でも、フフッ。四泊でも、
ゆっくりとあの中に泊まって、うん、絶対見たいなぁ、
っていう話をして帰ってきました。

それではここで二曲、聞いてください。
吉水孝之「君だけは離したくない」、そして、PANTA「スカンジナビア」。



◆◆吉水孝之　「君だけは離したくない」◆◆

◆◆PANTA　「スカンジナビア」◆◆



岡崎律子の「Sincerely yours,」。
えと、今年の夏もすごく面白そうな映画がね、沢山あるんだけれども、
今週、８月７日から公開される”アラジン”の、試写を見ることが
出来ましたので、その話を少し聞いてください。

この映画は去年の末に全米で公開されて、
興行収入第一位を獲得したそうです。
それから、ロビン・ウィリアムズ、が、その声だけの名演技で
ゴールデングローブ賞の特別賞、を受賞しているそうです。
えーと、このロビン・ウィリアムズという人がやっていたのは、
あの、魔法のランプの中からランプをこすると、出てきてね。
ご主人様の願いをかなえてあげる、そのジーニーという名前の魔人、
魔法使いの役、なんですね。
このね・・・ジーニーというのが、”本っ当にいいヤツ”っていう感じで（微笑）。
あの、ランプがこう、両手で持てるぐらい小さいでしょう？
そこから、こう、何？お餅かガムみたいに（微笑）ぶわ〜っと
膨らむように出てくるんですね。
それが、一万年ぶりに外に出られたっていうんで、
もう嬉しくってしょうがない（微笑）。
で、これはとっても大きい人で、その巨体をね、もう、
息つく暇もなく次々に変身させて。
あの、新しいご主人様のアラジンに大サービスをするんです。
なんかもう本っ当に底抜けに明るくって、一のことを百か一万くらいにして、
言うような、ね？
もう、冗談だとか、瞬間のギャグ？を、ばんばん連発して、
すごいんです。もう、瞬きする間もないくらい、大笑いなんだけれども、
そこにね、すっごく何か本当に優しいんじゃないかっていう感じが見えて・・・
あの、例えば、もしなんか嫌なことがあった時にね、
この人がね、隣にいてくれたら、もうしょんぼりする隙も与えてくれない。
本っ当にもう、一個か二個くらいのギャグをはずしても、
もう・・・「元気になって」って笑わせてくれて。
でもその笑わせるとか、サービスっていうのがね。本当に優しくて、
グっときちゃうような、人なんですね。

それから、もうひとつキャラクターで、魔法のじゅうたん、がすごく印象的で。
えと・・・これはね、人格を持った、えと、”大広間”って感じじゃなくて（微笑）
小さいサイズのカーペット、なんですが。
仕草がすごくお茶目で、やけに可愛いキャラクターで。
でも、こっちのカーペットも・・・あの、鬼気迫ったりね、いざという時には
いっつも頼りになる鋭いキレモノ、なんですね。
で、このじゅうたんは、主人公のアラジン、と、お姫様を乗せて、夜の空中散歩、
空を飛ぶ、じゅうたん。
で、その時も、ね、あの、デートに連れていってあげて、
ここのシーンは本当に、音楽と一緒に絡んでね、
あの・・・本当に見ているだけで、飛んでいる体感？も、出来る感じだし、
景色がすごくロマンチックな感じで、あの、すごく気持ちを持っていかれました。

それから、さっきの、ジーニーが、えと、映画の終わり近くでね、
その優しいところを、迷いなくパーンと見せて、
本当に涙が出ちゃうようなね、気持ちにさせてくれるシーンもあって、
・・・そうですね、そこが、いっちばん映画の中では印象に残った・・・かな。
で、あの・・・それが終わり近くで、
あの、最後にもう流れている音楽を聴いているとね、
すごく、こう、わざとらしくなく夢見心地に持っていってくれる、
すごく見応えのある映画でした。
あの、今回は、ね、試写で見れたんですが、映画館でね、始まったら、
もう一回、是非見ようと思っています。

それでは、えと、全米では二百万枚を超えるプラチナアルバムとなった
この”アラジン”のサウンドトラックから。
ピーボ・ブライソン＆レジイナ・ベルで、「ア・ホール・ニュー・ワールド」。
そしてこちらは、映画”ボディガード”のサウンドトラックで、
ホイットニー・ヒューストンが歌っていた名曲、ドリー・パートン(Dolly Parton)で
「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラブ・ユー」。
２曲続けてどうぞ。



◆◆”Aladdin”よりPeabo Bryson & Regina Belle 
　　　　　　　 「A Whole New World (Aladdin's Theme)」◆◆

◆◆”The Bodyguard”より　Whitney  Houston   
　　　　　　　　「I Will Always Love You」◆◆



さて、映画”アラジン”と言えば、えと、ディズニーの映画、ね。
というよりも、私は、その、ディズニーの映画の音楽が、とっても好きでした。
自分でもビデオで持っているのは、”メリー・ポピンズ”、
あと”リトル・マーメイド”。
これも、あの、どちらも、作品の音楽が好きで、買って、映像を見たんですね。
で・・・そう、あの”メリー・ポピンズ”の
「♪チムチムニー・チムチムニー・・・タンタラン♪」とか、
”リトル・マーメイド”も、心惹かれる曲があって、
割とこういう風に、映画では・・・映画は、見逃したけれど、
そのサントラ盤を聞いて、あの、音楽を先に好きになって、その後、画面を見る、
ということも、割合、あります。

えと、例えば、”バグダット・カフェ”という映画もそうでしたし、
とても古い、”シェルブールの雨傘”も、あれも音楽が素敵で、
その後、画面を見ました。
と・・・そういう風に自分が、こう、映画とか、特にディズニーなどから、
音楽で一杯こう、印象を受けたんですね。
んー・・・
自分でこういう仕事をするようになって、
例えば、今、子供、の年齢の人達にそういう・・・印象？
だとか、夢の感じを、残せるようなことが出来たら、すごく素敵だなぁ、と
なんとなく思っていて、
えと、１９８９年か９０年頃から、あの、一年に一個くらい、
そういう子供向けの・・・えと、ちょっと短いストーリーがある、ね、
ミュージカルのような、の、音楽の仕事もしてきていました。
で、これは・・・あの、とっても大それているけれども、
自分がディズニーを聞いて、色々思ったようにね、
何でも良いんです。
小さい時に聞いて、「あ、きれいな歌だな」とか、「なんかロマンチックだな」
とかね、そういう、ちょっとしたこう印象でも残せたらいいなぁ、
と、思って・・・いて。
やっぱり、今のコンピューターとかテレビゲームのね、
ピコピコしたような音楽よりも、小さい子には、
ディズニーのメロディー１本がすぅっと心に入ってくるようなね、
ゴチャゴチャしたメロディーじゃないんだけれども、すごくロマンチックで、
聞いたり歌っていたりすると、ぱぁっと絵とか映像が、ね、
浮かぶような感じの、これを作りたいし。
あの、作っている時の自分も、すごく楽しいんですね、やっぱり。
作るときはそこに入り込んでいるので。
だから、今はあの、”岡崎律子”っていう、
自分の音楽も作るようになりましたけど、
それとは・・・あの、”別”・・・といったって、ま、繋がっていますけど、
それとは違うところで、こういう子供向けの、音楽も
ずっとライフワーク？のようにやっていけたらいいなあ、と思っています。

それでは、ビリー・ジョエルで、
「ホエン・ユー・ウィッシュ・ア・アポン・ア・スター」
そして、ディック・リー＆サンディー・ラム。
「スターズ・オブ・ジ・イースト」



◆◆Billy Jpel　「when you wish a apon a star」◆◆

◆◆DICK LEE & Sandy Lam　「STARS OF THE EAST」◆◆



岡崎律子の「Sincerely yours,」。
えと、今週もお手紙を沢山いただきました。
どうもありがとうございます。
ここでご紹介したいと思います。

えと、まずは、埼玉県深谷市の、ユザワナオヤさんから。
『はじめまして。リスナーとして、ラジオに葉書を出すのは初めてです。
深夜にラジオでＮＡＣＫ５を聞くことはほとんどないのですが、
今、聞いてみて、岡崎さんの柔らかい声の調子に惹かれました。
心が安らぐように話してくれるので、とても聞きやすく、
心地良い気分になります。
選曲した曲も、ゆったりしたメロディーで聞きやすいです。
ところで質問ですが』

（小さな声で）はい。

『岡崎さんは、休日をどのように過ごしているのですか？
よかったら教えてください。
これからも頑張って下さい、毎回聞きます。』
ユザワナオヤさん、どうもありがとう。
えーと、休日は・・・えと、今のこういう仕事を、ハッキリとしたこう
区別というのは、そうなくって、
えと・・・そうですね、休みの日に何かその時、締め切りがあれば
（微笑）割ともう心をとらわれて、一日中だらだらその事を考えています。
そうでなければ・・・
え−と、元気があれば、割とふらふら外へ出て行くし、
家にいるんだったら・・・そうですね、
ラジオやＣＤをずっとかけっぱなしにして、あの、
気持ち良く、すごしています。

えと・・・次は千葉県のハラアキトさんから。
『はじめまして、こんばんは、岡崎さん。
１回目の放送から聞かせていただいてます。
僕が岡崎さんのことを知ったのは、某テレビでやっていた
番組のＣＤを買ったからです
買ったその日は、収録されていた曲である「４月の雪」、と
「Ｍａ　Ｍｅｍｏｉｒｅ〜さよならはまだ言えない〜」の２曲を
繰り返し聞いてしまいました。

ところで質問です。
”アカペラ”っていうのはどういう意味なのでしょうか？
音楽の知識の乏しい僕に教えてください』

えと、アカペラというのは、あの、無伴奏・・・伴奏のない歌、だけのことで、
これ多分ここに書いてくださったのは、この「４月の雪」という曲で、
あの、二つ、そのＣＤの中にバージョンがありまして、えと１曲の方が
最後のコーラスのところで、途中で演奏がパっと消えていって、
コーラスだけが残るところがあったので、正にあそこのようなことを
アカペラって言います。

では続けます。

『話は変わりますが、一枚目のアルバム「Sincerely yours,」は
とても素敵な曲ばかりです。１０曲のうちで、甲乙つけ難いです。
えー、時々おやすみタイマーをしてＣＤを聞きながら寝ます。』

子守唄みたいですね（微笑）。

『最後に過去に岡崎さんが他の人に提供した曲を教えてください。
これからも頑張って下さい、さようなら。』
ハラアキトさん、どうもありがとう。
えと、他の人に提供した曲は、あの、幾つかあるんですが、
私が、そのＣＤになった、”お初の仕事”としてやったのが、
鮎川麻弥さんのアルバムで、「CANDY　GAME」というのの中に
「シークレット・ラブ」という曲が入っています。
で、鮎川麻弥さんでは、この後のアルバムでも、
２曲とか、１曲づつ、あの、入っていました。
それから、今一番最新、のものでは、
あのＫ３（サンケー）ガールズという、とても若い、
可愛い女の子三人組の、えと、シングルで
「明日にかける虹」というシングルのカップリングの方の曲で、
タイトルは「会えないほど好きになってゆく」というのがあります。
良かったら聞いてみてください。

それではここで、私の曲を２曲聞いてください。
岡崎律子で「恋心」、そして「Girlfriend」。



◆◆「恋心」◆◆　（フルサイズ）

◆◆「Girlfriend」◆◆　（フルサイズ）



◆◆エンディング・テーマ　「恋が、消えてゆく」◆◆


今夜の「Sincerely yours,」、いかがでしたでしょうか。
えと、今週は旅行とディズニー映画、の話を思いつくまましてきましたが、
先週の”食べ物”の時もそうだったんですけど、
自分でこうやって話しているとまた、ね、フフッ、同じ事をしたくなって
また旅行だとか映画を見に行ったりしたくなってしまいました。

お便りをね、あの、沢山、いただいてるんですが、あの・・・
読・・ましていただく時に、ね、折角、あの、名前が読めなかったり、
間違えると残念なので、
名前だとかペンネームに、ふり仮名をね、今度、振ってきてください。

さて、今夜の感想、岡崎律子への質問など、何でも結構です。
またお便りをお待ちしています。
宛先は”〒３３６　浦和市常盤４−１６−２　
ＮＡＣＫ５「Sincerely yours,」”です。
お便りをいただいた方の中から、抽選で毎月１０名の方にテレフォンカードを
プレゼントしていますので、色々と、どうぞ書いてきてくださいね。

それでは、また来週の日曜日に。「Sincerely yours,」。
岡崎律子でした。おやすみなさい。