「Sincerely yours,」 第6回 ◆◆オープニングテーマ Jeg Vil Huske  「追憶の日々」◆◆ 今晩は、岡崎律子です。 皆さん元気でしたでしょうか? えっと、私は昔左利き、でした、っていうのが、えー、この前たたまたみんなで食事をしたときに えっと右手の薬指を怪我していてね。 お箸を持つのが痛かったので、あの、昔を思い出して左手で、(すんなりと)食べていたら あまりにそれが手馴れていたのでね。あの、そばに居た人が不思議に思ったらしくて 左利きだったの? 生まれつきが左で小学校入るときに、あの、だめよって直された、っだんですね。 近いスタッフの間でもまだまだしられていない私がいるんだよっということでした。 えーさて今週はちょうどもう二枚のアルバムのレコーディングにはいるので えー岡崎律子のアルバムが出るまで、のお話をしようと思います。 えっと、前回シンシアリユアーズはだいたい冬のレコーディングでした。 こんどは、夏のねレコーディングになるのでまた違った感じになるのかなって 楽しみにしています。えっと色々とレコーディングの話はたくさんあるので えー今週だけはおわるかどうかはちょっと不安なのんですが、色々聴いてください。 えー、今週も私のおしゃべりと、日曜日の深夜にぴったりのナンバーをお送り していこうと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいね。 それでは、今日の一曲目です。サラ・ヒックマンで「ショートストップ」 ◆◆ サラ・ヒックマン 「ショートストップ」 」◆◆ えー、オープニングは、サラ・ヒックマンで「ショートストップ」でした。 えー、さて岡崎律子のアルバムができるまで、の お話で、えっとアルバム作りの前に、曲がないとまず始まらない、ね えっと、で、ちょうど御葉書をいただいた、のがあるので、 えー、千葉市美浜区の、オカショウイチロウさんから、 岡崎さん、こんばんは、早速ですが質問があります。 えー作詞と作曲どちらを先に、やるのがよいんですか? 理由を書くと長いのでやめます。 第一回から楽しく聴かせていただいています。 これからも頑張ってください。オカショウイチロウさん、あ、 どうもありがとう。理由を書くと長い(微笑)えっとなんだろう あのご自分もね、作ってらっしゃる方でしょうかね? えっと、私の場合は、まず曲が 先に、できることが多いです。 それから、最初に曲が浮かんだときに、あの、ふふんっとやっているうちに その、曲の一部に、自然に言葉とか、短い歌詞が付いているということもわりに あります。で、そういうときは、結局、その、最初についていた一言が もとになって歌詞にができるということが、多いですね。 それは、きっと、だから、やっぱり、そのときの生活とか精神状態が、現れているのがね あの、色々楽しそうだったり、辛そうな歌詞が、ぼっと、はまっています。 でも、えっと詩の方も普段、こう、うちに居るときに、こうぽっと思いついて その辺の紙に走り書きとか、メモをしてあるようなものは、あの 結構あって、ただ、っね、それを、ね、ちゃんとひとつのノートに 書いておかないので、たとえば、カレンダーのすみっことか、電話の横のメモ、にね あの、ちょこっと書いておくのでそのまま、忘れていてね。 あっこんなところにメモがあったて、えっと、拾い集めることが多いです。 えー、そういうふうにして、曲がまとまると、今度は、一人で練習スタジオへいきます。 えー、これは、こうゆう曲を作りましたという 提出するデモテープを創るためで、うんと一回、3時間くらいから、多いときで6時間くらい借りて えー、コンプルスタジオに一人で入ります。 これは、あのーMTRという4チャンネルの機械をもっていて、 それをもって出かけていくんですが、その4チャンネルというのは、あの、私が一人で 4つ音を入れられるんですね。チャンネル4つ、で、大体ひとつが、ピアノで、えー、 一つがメロディーを歌う声で、もうあとの残った2つにシンセサイザーとか、 自分のコーラスで、できるだけ、この曲は、こうゆう感じなんです、 っていうのがあらわせるように、あの、自分でミニアレンジというようなものをして作ります。 えー、このときに、イントロとか間奏、メロディなんかもね。あの、わりと最初からがっちり作って あって、それがそのまま最後の仕上がりまで残る、ことも結構あります。 えー、この辺はもう、あの一人でスタジオに入っているし ずっとヘッドホンをつけっぱなしで、うん、まだねこの曲いいねとか、ちょっとあれだってっていう こう人の批評もまったく入らない段階ですから、あの 自分一人ででいいじゃんとか思ったりしながらやっています。 それから、そこでできたテープを、今度は、近いスタッフで聴いて選曲ということをして 曲が決まっていきます。 えーこういうときにいわゆるコンセプトというような、ものをカッチリと決めて、その枠に沿って作っていく ということは、あの、とてもしたくなかった。 えー、そのとき一番やりたい、10曲が集まってこのアルバムになりましたという。 風にしたかったので、えー「Sincerely yours,」という、タイトルも、もちろん存在していなくって この時点では、全体像がまだはっきりしない、ふわふわ状態でした えっと、だいたい、あの、約束とか決め事はなしで、勢いでパッと始まりたい方です、なにについても えー、それでは、ここで二曲聴いてください。 ディアマンテスで「沖縄・ミ・アモール」、そして、喜納昌吉「花」 ◆◆ DIAMANTES   「沖縄 ミ アモール」 ◆◆ ◆◆ 喜納昌吉 「花」   ◆◆ 岡崎律子の「Sincerely yours,」 えー、今週は、岡崎律子のアルバムができるまでと題して、お話をしています。 えっと、自分でデモテープを作って選曲が、すむと今度はアレンジの発注っということになります。 えっと、アレンジャーという仕事は、うんと、とても単純に言うと その、歌に伴奏をつけてもらうと、いうことだと思っています。 あの、一本のメロディーに色や肉付けをしてもらって、うんと、立体的にする、 あのー、各楽器のドラムスラッゴーと言うギターがここで入ってえっと、 バイオリンなどの弦楽を呼ぶそういう、頭の中に描かれたこうオーケストラのようなものを えー、実際、音として現実してしてくれる人が、アレンジャーさん、かなっとと思います。 えっと、私の場合は今のところ、えっと一枚のアルバムで三人の方にお願いしています。 えっと、そのアレンジャーさんと、私の打ち合わせ、どういう話をするかっていうと えっと、私が自分で作ったデモテープの段階で、あの大体こうゆうふうにしたい、 うっと、込めててあるので、大体そのテープを聴いてもらって こうゆう感じなんです。っていうくらいで、あの、大体通じてくださるんですね。 だから、あとは、あの、そうですね、全体のこう、その歌の中での えー、気持ちの動きをこう確認して、構成をこうしようとか、うんと ね、その場で思いついたこういうのはどお?っていうのが出て ああ、それはいいね、とか、イントロなどで、これは残そうとか あっ、それから、あのう、その感じの捕え方でね、えー、この歌は こんな景色なんじゃない?とか、えっと、色味でこういう薄いブルーの 感じかなとか、そうゆうことで、あの言い当ててもらえたときは すごくうれしくて、あっ、うまくいくんじゃないかなっていうね、予感が凄くします。 ね、アレンジャーさん、その三人の方は一人はとっても年上の方、でもう二人は少し上ですが 大体同年代という方で、あの、そうですね、やっぱり、ものすごく天才と狂気紙一重のような ところも見えることもあるし、その、凄く人格の優しさがね、あの音に凄く出ているなって 思えるときもあって、あの、もう、そうやってアレンジャーさんとお話をして、お願いしますと 言った後は、もう、ドキドキしながらね。怖くもあり、楽しみでもあり、っていう感じで えー、次にスタジオへ入る日を待つわけです。 えー、それでは、ここで曲を、えっとバネッサパラディ、えっと私もコンサートを楽しみに していたんですが、あの、中止になって少し残念でした。 えー、そのバネッサパラディで「ウォークオンザワイルドサイド」 そして、ブルーストロットワール「シカゴキット」 ◆◆ バネッサパラディ「ウォークオンザワイルドサイド」 ◆◆ ◆◆ ブルース・トロットワール「シカゴキット」   ◆◆ えー、さて、アレンジャーさんから曲があがってきていよいよ レコーディングにスタジオに入ります。 えっと、このスタジオというのが、わりとね、意外な場所にあったりするんですね。 えー、私が今まで行ったことのある中でも、えっと、静かな住宅地の満々中だとか うっ、暮れになんとか抽選会ってやってしまうようなアーケイドのある商店街の中にあったり するところがあります。っと、だいたいそういうレコーディングスタジオっっていうのは あの、なになにスタジオって、こう看板をね、ドンっと出していたりは絶対にしないので わりとね、きっと、その、近くに住んでる方でも、そこがそういう場所だとは知らない方がね 多いんじゃないかなっと思います。 でっね、その、ドア一枚で、住宅地とか商店街っていう周りと全然違うところへね、 あの、一歩踏み込むと、そのスタジオって言う空間っていうのが凄くね、あの、面白くて好きです。 えー、そのスタジオにも、あの、勝手な言い分でね、好き嫌いうのがありまして、 そうですね、あの、その空間の感じが広々としていて、天井が高いとかね、そういう、 ところとか、凄く気持ちが良くていいです。それからあの、音の聞こえ方というのが わりと、スタジオによって癖があってね、あの、あれです、ステレオだとかヘッドホンを買う時に 色々聞き比べてね、その音の特性で選んだりするでしょう。あれとおんなじことだと 思うんですが、なんか、こうスコーンっと抜けた感じのスタジオだとか、ちょっとこもった感じとかね あの、やっぱり、こう音の好き嫌いで、聞こえ方があるんで、あの、ね、聞こえ方嫌いだと気持ちがあ〜あって しぼんじゃうようなことがあるんで、できればやっぱり、好きな感じの音のところでやりたい それから、あの、少し私は寒がりなので、あんまり、今度は、そうそう夏のレコーディングですから 冷房とか、こう空気の風の通り方が、寒くないようなところがいいですね。 えー、それで、スタジオの中では、えー、たとえば、アレンジャーさんが、えー、打ち込み という作業をしている、ときなんかに、周りで少し手が空いて、ちょっとお喋りになれるような 時もあります。えー、そん時、に、あのーどの音楽が好きだとかね、えー、この前ちょっと 地下鉄博物館へ遊びにいったとか、あのヨットが趣味だっていう人もいたりして、あの 色んなね、音楽の作業をしているだけでは、わからないそれぞれの断片のようなものが見えて あの、凄く面白いです。から、ずっと一緒にこう入っていると その人なりの、微妙なこう、ご機嫌のいい悪いもね。だんだん分かったりして 面白いですね。 えー、それでは、ここで曲を、ロット・スチュワートで「トーントラバーズブルース」 そして、えー、これもとっても好きでした。 クリストファー・グロス「ニューヨークシティーセレナーデ」 ◆◆ ロッド・スチュワート 「トーントラバーズブルース」 ◆◆ ◆◆ クリストファー・クロス 「ニューヨークシティーセレナーデ」 ◆◆ 岡崎律子の「Sincerely yours,」 今週もお手紙をたくさん頂きましたどうもありがとうございます。 えー、ここでご紹介しようと思います。 別紙お便り、埼玉県深谷市の「ユザワナオヤ」さんから この前話していた、カルピスの濃度についてですが 僕もあれは、初めて飲んだとき感じました、あれは はっきり言って薄いです。でも飲んだ後にそれほど 気にならなくなりました、やっぱりあれくらいの濃度が ベストなのではないか、っと自分で納得して飲んでおります。 ところで最近の岡崎さんにっとって、ヒットした飲み物などは何ですか? 僕のヒットは、レモンスカッシュ、っと同じ種類のオレンジスカッシュです 果肉も入っていて、汗をかいたとに飲むと絶品です。 もしよかったら、飲んでみて下さい。 それでは、またハガキを出しますので宜しくお願いいたします。 体には気をつけて、ユサワナオヤさん、どうもありがとう。 えー、飲んでみます。オレンジスカッシュね。 あの、そう、カルピスは、意見が合いましたね。 でも、今はそうっか、これで気にならないんですね。 まあ、あの好みが色々ですから、えっと、このカルピスの濃度については、 ペンネーム「カサイヨシノブ」さんも えっと、カルピスウォーター、私にはちょっと濃いですけど 周りの人は、たいがい薄いってますね。 って、反対意見ですが、え、すみません、お好みで楽しく飲みましょう。 それでは、次です。えっとこちらは、足利市の「オオタニキクエ」さんから 始めまして、シンシアリユアーズ 楽しんで聴いています。第一回目の「Sincerely yours,」 その日、私は期末テストの最中でした、偶然つけたラジオから 本当に、本当に、綺麗な声が聞こえたので 思わず聞き入ってしまいました。 えー、そのときは、もう終盤15分で その15分ですっかり気に入ってしまいました。綺麗な声ですね。 とてもおちついていて、私はいつもどんなに お手紙を出したいなっと思ってもなかなか筆をとらないんです。 だから、今こうしてお手紙を書いている私が 一番驚いています。第二回目の「Sincerely yours,」は、 私の好きなものがメインの話でしたね。 私も散歩とか小旅行とか結構好きです。 うんと田舎に行ってみたいとも思うし、歴史の街を歩き回りたいなとも 思っています。歴史のある街は、歩いて回ると本当に楽しいです。 何度訪れても飽きることはありません。そういうところもまた、好きなんですよね。 5回も6回も、訪れたところへは、行くたびに、まるで家に帰った 錯覚に襲われたりもして、「Sincerely yours,」は、本を読んで疲れた 頭を休めにちょうどいいのです。時々私は朝から晩まで本づけで、 丸々一日過ごす事があるのですが、もうそろそろ疲れが出てきたかなっと思った時 ベットの上に寝そべって「Sincerely yours,」を聴いてボーっと30分 えー、するとちょっぴり元気になって、もうちょっと読んでみようかなって気になるんです。 そんな曲を、これからも歌ってください 「Sincerely yours,」これからもずっと聴いていきたいと思っています。 頑張って下さい。えーPS 筆不精の私にもっと書きたくさせる話を これからもして下さい。オオタニキクエさん、どうもありがとう。 えっと、散歩や小旅行、ね、えっと、キクエさんは足利市なのでね。 歴史のある街だから、ねぇ、きっと近くでも凄くいい場所が、うんとね、 あったりするんじゃないかなって思います。 私は、まだこっちの方へ行ったことがないので、えっとね読んでいるうちにね そちらへもすごく行きたいような気になってきました。 えっと、本をいっぱい読んでらっしゃるようで、あの、疲れないように 「Sincerely yours,」を聴いてみて下さい。どうもありがとう。 それでは、ここで、私の曲を聴いて下さい。 岡崎律子で、「朝〜What's going on〜」そして、「まっすぐな心で」 ◆◆「朝〜What's going on〜」◆◆ ◆◆「まっすぐな心で」◆◆ 今夜の「Sincerely yours,」いかがしたでしょうか? 今週は岡崎律子のアルバムができるまでのお話をしましたが えー、案の定、一週ではとても、入りきらなかったので えっと、来週またね、スタジオに入って 佳境に入って、えー、楽器やボーカル取り、それから トラックダウン、それから仕上げのジャケ作りなどの ほうまでもう一度お話したいと思いますので また聴いてください。 えっと、明日9日から次のスタジオが始まりますので えー、冷房に負けないようにがんばってこようと思います。 今夜の感想、岡崎律子のご質問など何でも結構です。 えーまた、お便りをお待ちしています。 あて先は、郵便番号336、浦和市常盤4−16−2、NACK5 「Sincerely yours,」です。 お便りを頂いた方の中から抽選で毎月10名の方に、テレホンカードをプレゼントしています。 えー、色々と書いてきてくださいね。 それでは、また、来週の日曜日に、 「Sincerely yours,」岡崎律子でした。 ◆◆ エンディングテーマ ◆◆ ◆◆「恋が、消えてゆく」◆◆ ----------------- 文書制作 Kumiru -----------------