Sincerely yours,14回(最終回) 放送日:1993.10.3 Sincerely yours こんばんは、岡崎律子です。 え、みなさんお元気でしたでしょうか? えっともう10月で、衣替えもあってね、学生服なんかも変わったんじゃないかなと思っています。 えっと、さんまとかねもう食べてらっしゃるでしょうか。あの、ニュースなどでも、お芋掘りの幼稚園生なんかがね、 映っていて、なんかこうまともに引っ張っているので、それは違う違うって思って、えっと、見たりしています。 っと、今夜はね、最終回になりましたので、あのーこうやって話していると、自分で自分の放送を聞くということが できないので、あのどうしても聞いてみたくて、わぁ最終回かと思って、絶対ね、録音して、自分で聞いてみようかと 思っています。えーっと今週は、あの、皆様からいただいたお便りをいつもよりも、あのたくさんね、 読ませていただこうと思っています。 えー、そして、いつもの私のおしゃべりと、えー日曜日の夜にぴったりのナンバーをお送りしようと思います。 どうぞ最後までお付き合いくださいね。 それでは今日の一曲目です。岡崎律子の「朝〜what's goin'on〜」 ◆◆「朝〜What's goin'on〜」◆◆ オープニングは私の曲で「朝〜What's goin'on〜」でした。 えーさて、7月の4日からでした、あのー、このSincerely yours。 っと、これまで本当にたくさんのお便りをいただきまして本当に、ありがとうござしました。 あの、ね、せっかくですので今週は早速お便りからご紹介したいと思います。 えっとまず最初は千葉県八千代市のペンネームキボウさん、女の子ですね。 「岡崎さんこんばんは。いつも大好きなこの放送、楽しみに聴いています。 さて、私は今遠距離恋愛をしているのですが、千葉と兵庫、とですね。 今年の4月から彼が仕事の都合で離れるハメになったんです。4年間付き合ってる人ですけど、 向こうで彼女作るんじゃないかしらとか、寮なので仲間と上手くやってるかしら、とか色々心配をしているんです。 この前も電話中、大喧嘩してしまいました。離れてる分気持ちが上手く伝わらないんです。 私自身とってもわがままになってるような気がするし。でもね、この前とっても嬉しい手紙をもらったんです。 それは、会ってるから、デートができるから好き。という枠を越えて、会えなくても、言葉がなくても通じ合える カップルになろうって。目先の事ばっかり考えてる私が馬鹿だったみたい。私はまだ20歳ですけど、 彼は私の良きパートナーである気がしている今日この頃です。 えー、岡崎さん、どうか遠距離恋愛を励ますような曲をかけてください。お願いします。」 というペンネームキボウさん。 先週でしたかね、少しこういう話もね、したと思うんですけど...うん、あの読ませていただいて、 大丈夫、全然心配はねないじゃないですか。あの、たまたまこういう曲をね、私も1つ、作っていまして、 あら、どうかな、はげ、励ますような曲、といえるかわかんないんですけど、でも私はあの、 悲しい悲しいじゃなくって、ちゃんと希望を持ったような、歌のつもりでね、作ったので、あのー、 アルバムが出たときに、ぜひね、キボウさんにも聞いていただきたいと思います。 どうもありがとう。 さて、次です。えーっと、ペンネームヨセミノZさんから。 「はじめまして。偶然スイッチをつけた瞬間、心がときめきました。 優しく、落ち着いた話し方は、僕の憧れの女性像の声です。受験勉強日曜日まで、それも深夜までやってることに なんだか空しい気分になっていた。沈んだ気持ちで眠りにつこうとしたとき、スピーカーから耳に入る律子さんの声に 今の自分を慰めてもらってるようでした。僕は、(い、)4度恋をしたけれど、4人とも振られました。 えー、4人とも律子さんのような優しい女の子達でした。青春の思い出にと自分を言い聞かせて諦めていたけれど、 律子さんが耳元で話してくれると、なんだか好きな女の子に話してもらっている気分になります。 だから番組が終わった後、ペンを手に取りました。えー、すごい勝手なことを書くけど、 律子さんは僕の耳の恋人です。毎週深夜のデートを楽しみに待ってます。頑張ってください。」 というペンネームヨゼミのZさん。どうもありがとう。 えーと、僕の耳の恋人ですなんて光栄です幸せ。ね、あのー、他にもね、受験勉強中ですって方がたくさんいらして、 ちょうどだからこの時間だと、ちょっとね、あの休憩の時間になるのかなぁと想像していたので、 あの、こういう風にきいていただけて本当によかったです。 どうもありがとう。 えっと次は春日部市のイダユキアキさんからです。 「岡崎さんはじめまして。僕がこの番組を聴き始めたのは、別の番組を録音したときに、間違えてこの番組が テープに録音されていたのがきっかけでした。それ以来この番組の虜になってしまいました。 岡崎さんの話す声は、何とも言いがたいものがあります。毎週聞けると楽しみにしていたのですが、 あと2回で終了してしまうと聞いてショックでした。もっと早くこの番組の存在に気づいていたら。 えーこの後ラジオ番組をやる予定は無いのですか?また再び岡崎さんの声がラジオに流れる事を楽しみにしています。 これからもがんばってください。」 というイダキアキさん。どうもありがとう。私が良かったです。間違えて、ね、録音していただいて。 これ私はビデオでよくやるんですね。あの、夜の8時とか9時ぐらいのドラマを撮ったつもりで、 午前と午後を間違えていてね、帰ってきてパッとつけたら朝のワイドショーが流れてきて、あぁまたやってしまったな とかね、ありますけど。あの、この間違いは偶然に感謝したいと思います。 えっと、ラジオ番組の予定はあのー、特に決まったのは無いですけど、またぜひやりたいと本人は思っています。 どうもありがとう。 それではここで2曲聴いてください。 kiss of life「falling one ????」そしてコクトーツインズ「??」 ◆◆「 」◆◆ ◆◆「 」◆◆ 岡崎律子のSincerely yours, さて続いてのお便りです。 えーペンネーム カネヤマ聞いてるかさんです。 「えー今晩は。ぼくは失礼ながら今日初めて律子さんを知った浪人生です。勉強に手がつかず、 ラジオをつけたときに話していた律子さんのぬくもりのある言葉にしばし手を休め、聞き入ってしまいました。 これから毎週聞こうと思ったのに。一筆書きたくてナックファイブの住所を走り書きしたしだいです。 番組で流れた曲、何度も聞きたくてアルバムを買いました。でもCDデッキが壊れ、修理で2週間も帰ってこないので、 まだアルバムの封さえ開けてないけれど。治ったらガンガン聞きまくります。では頑張ってください。」 というペンネーム カネヤマ聞いてるかさんです。どうもありがとう。 もう、治ったでしょうかね。あのー、どうかアルバムの封開けて、聞いてみてくださいね。 どうもありがとう。 え、次です。っと松戸市のワシオマサユキさんからです。 「えーはじめまして岡崎さん。僕は今高校3年生で、進学ではなく就職しようと思っています。 この番組が始まった頃は就職活動に追われる毎日でした。でも不景気でとても難しい状態で はっきりいって落ち込んでいました。そんな時ラジオから岡崎さんの声が聞こえてきたのです。 岡崎さんの声は温かくて、優しく包み込んでくれるようでとても勇気付けられていました。 今では何とか内定することができました。岡崎さんのおかげです。どうもありがとうございました。 ですからこの番組は僕の人生にとって忘れられないものなのです。えー来週で終わってしまいますが、 頑張ってください。」 というワシオマサユキさん。ま、就職のね、内定よかったです。おめでとうございます。 あの、そうですね。学生から社会人という1番最初の大きな切り替わりですからね、 あのどうか楽しく頑張ってくださいね。どうもありがとう。 えっと次は 、コシバヤ市のセキネアツコさん。 「律子さんこんばんは。もう番組が終わってしまうなんてとっても残念です。 律子さんとは同世代で考えていることなんかもとても近かったりして、 毎週のおしゃべりをとても楽しみにしていました。え、私の場合もう子供も居るし、こんな深夜は 普通なら育児疲れでぐったりぐっすりっていう時間。でもしばらくの間、懐かしい学生時代の気分に戻って、 のんびりラジオを聴き、お便り書いたりできたこと、そして今まさにラジオを楽しむ世代の学生さんのお便りを聞き、 懐かしくタイムスリップできたこと、とても楽しく嬉しかったです。 またいつか戻ってきておしゃべり聞かせてください。そしてレコーディング頑張ってまた素敵なアルバムを作って 聞かせてくださいね。楽しみにしています。」 えーというセキネアツコさん。この後ね、曲の感想とかも色々書いていただいたんですけど、そうですね、 同世代だと子供いらっしゃる方もね、いるのね。あのーずいぶんセキネさんラジオとかも学生さん聞いてらしたように お便りいただいてたのでね、あの懐かしかったり、えっと疲れたときもゆったりした気分になっていただけて ほんとによかった。あの、どうもありがとうございました。 それではえーと曲を聴いてください。 っと私の3月のデビューシングルでした。 岡崎律子「悲しい自由」そして「恋心」 ◆◆「悲しい自由」◆◆ ◆◆「恋人」◆◆ えーさて、えー皆さんからいただいたお便りがまだまだたくさんあって、あの残念ながら、ね、 全部ご紹介できないんですが、あの、ほんとこの3ヶ月ラジオをやってみて、あの毎週スタジオへ来て まずおはがきをね、読んでそれが待ち遠しくて、あの、毎週ね、ドキドキしていました。 えーと、あのー、転入生のように緊張感あふれる第1回目からね、あのー、聞いて、いただいていた方には 本当にありがとうございます。思っています。であの、あの1回目から聞いていただいた方たちの前では もう何か怖いものなんかないなという気がしてます。 あのー曲を最初に作り始めたころに、あのー自分1人でね、こういう曲をつくりましたって言うデモテープを作って、 それを初めてこう、他の人に聞いてもらうときに、あのー、あれですよね、まだアレンジとかもされてないし、 すごくね、こう裸で人前に出るような感じをね、すごく思ってたんですけど、でもなんかそれもね、 第1回目でやってしまったような気がしてね、あのー、とても安心させてもらっちゃいました。 それでね、あの、大金賞の1回目の割には、あの現金なもので、2回目からもう楽しかったんでね、あのー、次は 何のことを話そうかとか、えーっと、新しい曲とか難しいのとか取り混ぜてね、あぁどんな曲がいいかしらって いうのを。で特にあのー、後半はね、平衡して自分のレコーディングスタジオにも入っていたので、あの、どうも レコーディング中はそう何日もこもりっぱなしってわけではないんですけど、頭が、ね、 ずっとそればっかりになっているので、そのレコーディングスタジオではない、こうラジオのスタジオに 来るって言うのはね、あのー、とてもこう、血がお外へ出てくるみたいで、ちょっとホントに随分楽しんで 通っていたものでした。まだ、ね、終了っていうのは残念で名残惜しいなとおもっているのですけど、 なんでもえー、一区切りがあってまた新しくもっているね、そういうことがあるでしょうからね、と、思うように しています。っていう、CDと違ってあの、このラジオだと、やっぱり皆さんからのおはがきをね、いただけるんで、 あの、そうだCDかってどんな方が聞いて下さってるのかわかるのがね、とても、あの励みになってしまたんですね。 あの、ちらっと自己紹介とか、近況の生活のようなこと書いてくださるので、あのー皆さんのこう、 輪郭が見えるような気になってしまっていてね、何か嬉しかったです。 それではここで曲をジェーン・バーキンの「コア」そしてアンヌトゥルートゥミキリテル「ホトリ」 ◆◆「コア」◆◆ ◆◆「ホトリ」◆◆ 岡崎律子のSincerely yours, えっと色々いただくお便りの中に今ね、あのー、ラジオを聴いていて、えー、岡崎律子をこんな 人ではないでしょうか、とか。あのー、今週は私のこと想像してイラストを描いて下さったね、女の子のを、あの 楽しく見させていただいたのですが。そうですね、私のラジオは好きで、 割かし聞いてるほうの人間だと思うんですけど、あの、そう誰かのDJ、もう一人の声を聞いてね、勝手に どんな人かなと思ったり、例えばね、野球中継なんかでも、あの、テレビで画面を見てしまうときね、ラジオでこう 聞いていて、なんだかこう、12チャンの野球ゲームのようなこう想像をしてね、見ててあぁこれも楽しいなぁと 思った事もあった位になったんですけど、っと、自分がこのラジオという場所で、えー、しゃべるようになって、 あのー、思ったことは誰かに手紙を書くときとか、私はあの、自分で歌を作るときも、案外そうなんですけど、 その、作るとか自分が話すってことで、逆に自分の中にある考えの確認、してるような所がありました。 あのー、書いてみたり言ってみて、あぁ、こういうこと、頭の中にあったんだなぁと考えてたんだなぁと、それをこの ラジオでも、ね、自分で自分の中を見つけた考えのようなこともありました。で、大体、ちょっとあの普段まぁ言葉が 足りないような所があって、どうかなって事もあったんですけど、あの、やってみたら、っと、あぁ話すってことも 実は好きだったんだなというのも分かってしまいました。えー、そこから、色々とやっていてね、1つのことには あのーどんな人の、えーどんな状況についてもそうだと思うんですけど、何かすごく自信...自分でね、 自信持ってる時があったり、えぇもう紙一重ですごく不安になったりね、色々あるけれども、えーそれぞれの人が ちゃんと頑張っているんだし、で、自分自身ていうかその本人のことはね、やっぱり端から見ていてこの、手を出して 助けられるようなことはなくて、やっぱり一人ひとりそれぞれが頑張ってくことなんだなぁって思い、なんかとても 実感してしまって、あのー、そういうこと知った上で、私は自分を救うこととか、こうやって人に話す事を やっていこうと思いました。 えーそれでは、えっと私の曲を聞いてください。 岡崎律子で「まっすぐな心で」そして「Girl friend」 ◆◆「まっすぐな心で」◆◆ ◆◆「Girl friend」◆◆ え、今夜のSincerely yoursいかがでしたでしょうか。 えーちょっとなんか第1回目の気持ちを、ちょっとここへ持ってきたような気が少し今日しましたけど、 あの、最終回っていう実感がないです。あの来週間違えてまたここへ来ちゃわないように気をつけようとおもいます。 あのー、また機会があればぜひ、ね、またこのラジオという形でお目にかかりたいなととっても思っています。 えーとそれからあのー、お便りで聞いてくださってる方もあったんですが、あのー、今流れているこの番組の最後に 流れていたのは、えっと私の「恋が消えてゆく」という曲でした。 えーさて、Sincerely yoursは今夜が最終回ですけれども、あの皆さんからのお便りをお待ちしています。 えーあて先は郵便番号336、浦和市常盤4-16-2ナックファイブSincerely yours です。 えーと、ね、いよいよ終わりですけれど、あのー来年の始め、にはシングル、それからアルバムも リリースする予定でいます。あのー、早くね、皆さんにお目にかかれるようにちょっと色々外で頑張って来ますから、 えーと、3ヶ月間聞いてくださって本当にありがとうございました。えーそれではまた、いつか次の時まで。 Sincerely yours,岡崎律子でした。 おやすみなさい。